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阿部薫子

africa

FROM Kenya

阿部薫子

文学部 人間学科 社会学専修4年

  • 留 学 先ナイロビ大学
  • 留学形態交換留学
  • 留学期間1年
生活

ナイロビ大学LIFE

ナイロビ大生の朝は早い、でも「Pole pole」

 ナイロビ大生の1日は朝早くから始まります。6時には起床し、各寮にある小さな売店で朝ごはんを買い、シャワーを浴びて8時からの講義に向かいます。約3時間に及ぶ講義を受け、お昼時間になればご飯を食べながら敷地内の芝生の上で友達としゃべったり、昼寝をしたり、温かい日差しの中でそれぞれの時間を過ごします。授業を終え、夕方になれば、野菜や豆を安く買える市場で食材を買い、それぞれ寮の部屋で自炊をします。トマト1個が5ケニアシリング(約5円)と、日本では考えられない価格で野菜を買うことができます。
また、ケニアの人びとは、朝は早いものの行動自体は全体的にゆっくりしています。講義開始やミーティングなど、日本での「時間厳守!」は通用しません。スワヒリ語には“Pole pole”(ゆっくり)という言葉があり、まさにこの言葉通りに日々、いろいろなことがゆっくりと進んでいきます。

とにかく言語がいっぱい!

 ナイロビ大学の講義の中ではほとんど英語しか使用されませんが、日常生活においてはもう一つの公用語であるスワヒリ語がよく使われます。先ほど紹介した市場でもスワヒリ語の使用が大半です。さらにナイロビには英語とスワヒリ語を混ぜた「シェン」という若者言葉も存在します。その3つ言葉の加え、ケニアに42ある民族はそれぞれの言語を持っているので、ケニアには膨大な言語があふれていると言えます。私自身は通常、英語で現地の学生とコミュニケーションを取っていますが、時折スワヒリ語やシェンで挨拶します。その他キクユ族、ルーヤ族の言葉など、各民族の挨拶をしてみるとその民族出身の人に喜ばれます。

ホスピタリティあふれるナイロビ大の友人たち

 ナイロビ大学で学ぶ学生の大半は、国家試験によって選ばれ、政府から奨学金を得て勉強しています。みな優秀です。また、私はナイロビ大で生活する中で、大変な状況の中、一生懸命勉強している学生を多く見ました。貧しい家の生まれで奨学金と自分のバイト代だけで生活している人や、親に勘当されても勉強したいという意欲を持ち続け、何とかナイロビ大まで来た30代近い人などがいます。そして、とても心が打たれたことは、大変な状況の中にいても彼らはいつもホスピタリティを欠かさないということでした。1日100円で暮らすある友人は、私が彼の部屋に行ったときに「おなかいっぱいになるまで食べるんだよ!」と現地料理をお腹がはちきれそうになるまでご馳走してくれました。自分の生活が大変な中、私を喜ばせようとしてくれた気持ちが本当に嬉しかったです。

 ナイロビで生活する中で大変なこともありましたが、このように優秀で、ホスピタリティあふれるナイロビ大の友人たちと共に暮らし学ぶことができ、「ケニアに来てよかった!」と今は心から思っています。