TOP GLOBAL UNIVERSITY JAPAN

上野 理恵

asia

FROM China

上野 理恵

創価女子短期大学18期卒、南開大学漢語学部卒、現在は創価大学北京事務所職員

  • 留 学 先南開大学
  • 留学期間3年
交流

日中友好の架け橋の夢が実現!

南開大学の朝食売り場(卵クレープや肉まんがとてもおいしい!)

「日中友好を頼むね」。創価短大時代に、創立者は私たちに日中友好がいかに大事かを何度も語ってくれました。この「日中友好」という言葉が心に残り、短大を卒業後の2004年、天津の南開大学に語学留学をしました。天津は、北京の隣にあり、貿易の中心として栄える庶民的な都市です。関西人のように親しみやすい人たちと、物価の安さが魅力です。南開大学は、周恩来総理の母校で、人民のために尽くすとの精神を持った歴史のある大学です。いきなり中国に飛び込んでいけたのも、短大2年間で、様々な人たちに励まされ、私にも自分にしかできない使命があると感じたからだと思います。

中国の友人が毎回作ってくれる水餃子

希望に満ちて中国に着いたものの、天津は建設ラッシュで埃だらけ、学生寮の壁は蚊をつぶした跡で真っ赤になっており、正直、「すごいところに来てしまった」と思いました。初めは孤独でたまりませんでした。でも、中国の友人たちは、日本人は自己表現が下手すぎると悪態をつきながらも、毎晩宿題を手伝ってくれたり、休みには実家によんでご飯をご馳走してくれたりと家族のように接してくれました。周りに支えられながら、とにかく語学と中国文学の勉強に励み、南開大学の学部3年生に編入しました。

周池会発足の日(2006年12月5日)

3年生の時、南開大学の紀亜光教授が発起人となり、周恩来・池田大作研究会(以下、周池会)というクラブ団体が発足し、私も毎日参加していました。初めは日本に対していい印象を持っていなかった中国人の学生たちも、周総理と創立者の思想を学びながら交流する中で、同じ世界の市民として友好を築いていこう!という雰囲気に変わっていきました。創大生にも、「建学の三指針をどう実践しているのか」、「創立者の女性教育とは」、「周総理の日本人への影響は」等々、容赦なく質問してきました。この周池会で100名以上の中国人の友人ができ、今も連絡をとりあっています。

北京事務所から見える北京大学

南開大学卒業後、日中の教育交流に携わる仕事がしたいと、日本と中国で就職活動をしていたところ、創大北京事務所の職員のお話を頂き、面接を受けて、2008年夏に北京に移動しました。創価大学北京事務所は、2006年3月に設立され、中国の各大学や研究機関との連絡業務を行っています。中国国内には、創価大学の交流校が45大学、創立者の思想研究所を持つ大学が34大学あり、幅広い交流を展開しています。連携業務以外に、創大ニュースの発信、中国人への研修支援、学生教員交流のサポート、通訳や翻訳業務などを行っています。また、中国に留学している創大生のサポートもしており、平日の午後には多くの創大生が北京事務所に様々な相談をしに来たり、自習をしに来たりしています。

 昨年秋、上海師範大学で「池田大作思想国際学術シンポジウム」を開催しました。しかし、その時期、日中関係が非常に緊迫し、日中に関する行事は軒並みキャンセルになり、国際会議は危ないのではないかとの声が日中両国であがりました。しかし、上海師範大学は「池田先生は世界平和のために行動されている方です。こういう時期だからこそ、シンポジウムを開き、平和の心を広げていきたい」と言ってくださいました。その後、上海師範大学と何度も何度も連絡をとり、万全の準備で臨んだ会議は大成功でした。

 中国で働く中で、様々な文化の違いにぶつかります。国情も違うので一概には言えませんが、日本人はミクロ的思考、中国人はマクロ的思考だなと感じています。ひとつの行事を開催するにも、準備の過程が違います。日本人は、行事開催のかなり前から緻密に計画を立て、その計画に沿って本番を目指します。準備は早いのですが、計画以外の問題が発生した場合、修正するのに時間がかかる欠点があります。中国人は、行事直前までは詳細な計画は立てず、日本人からしたら、開催できるのだろうかと心配になります。でも、開催直前の状況に合わせて、計画を臨機応変に修正しながら、最後は良いものを作りあげます。どうしたらよいのか悩むことも多いですが、日中両方にとって、一番いい形で橋渡しのような役割ができるよう、今後も楽しみながら働こうと決意しています。

北京事務所職員(上野さん:右)

こうして北京事務所で働く中で、多くの中国の方々とお会いします。中国で出会う一人一人を大切にしていこうと決め、今後も、創大生の成長と、日中の教育交流を促進していける北京事務所にできるよう努力してまいります。 創大生のみなさんも、ぜひ世界で様々な違いを楽しんでほしいなと思います。